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【ボードゲーム日記】モンスターイーター 〜ダンジョン飯ボードゲーム〜

こんにちは!

今回はアークライトさんから発売された、『モンスターイーター 〜ダンジョン飯ボードゲーム〜』を遊びましたのでその感想です!

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ゲーム内容につきましては、アークライトさんの公式HP(https://arclightgames.jp/mtetcampaign/)で、デザイナーのカナイセイジさんたちがゲームの流れを実際に遊びながら紹介しているので気になる方はチェックしてみてください! 

 

九井諒子先生の漫画『ダンジョン飯』と、有名なボードゲームモンスターメーカー』のコラボとあって、発表されてからかなり期待していた本作。

自分の場合は、漫画の『ダンジョン飯』は読んでいましたが、『モンスターメーカー』が未プレイだったため絶好の機会でした。

ダンジョン飯』めちゃくちゃ面白いですよね。主人公のライオスが、ダンジョンに残してきた妹を助けに行くお話なのですが、モンスターのことが好きすぎて食べてみたくなっちゃったというぶっ飛んでるライオスとその一行のダンジョン旅が本当楽しい。

 

ボードゲームに話を戻すと、今作は2-5人用のゲームです。普段ソロプレイメインなのですが、ソロで遊べないのに、それでも買ってしまうという。一人二役で1回遊んだ感じでは、モンスターを相手のダンジョンに送り込む仕様などもあるため、3-4人くらいがベストかなという印象です。

 

では早速開封

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コンポーネントはカードにタイルにダイス。そしてなんといっても最高なのはやはりイラスト!

モンスターメーカー』をリスペクトしたパッケージは書き下ろしなので、『ダンジョン飯』が好きな方はこれだけでも買う価値はあると思います。ぞろぞろしていてかわいい。

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ちなみにキャラクターの中で自分の推しはセンシ。この鍋を使った食事のシーンは漫画でもめちゃくちゃ美味しそうなんですよね。鍋を囲むってやっぱりいい。食べてるのモンスターだけど。

 

ゲームプレイは公式HPで詳しく説明されているのですが、簡単に言うとコンポーネントからもおわかりのように、カードとダイスのゲームです。

目的としては、10%や30%などが書かれた探索カードを使って重ねていき、浅部と深部の踏破率100%を目指し、100%になると登場するボスを倒すというもの。その過程でダイスロールでモンスターと戦ったりモンスターを食べたり、あるいはイベントカードを処理したりする感じです。誰かが深部のボスを倒した時点で終了となり得点計算へ。倒して食べたモンスターの勝利点や倒したボスの勝利点(ダイスロール)、集めたアイテムカードの勝利点、コイン3枚で1勝利点を加算し、踏破できていない分のポイントを引いて、最高得点者が勝利です。結構カードの引きとダイス運が物を言うゲームな気がします。

 

システム的にはめちゃくちゃシンプルなので、お子さんも楽しみやすいゲームだと思います。『ダンジョン飯』きっかけでボードゲームをはじめて遊ぶ方などにもピッタリかと。

カードを使ってダイスを振るだけなのに、結構盛りあがると思います。他のダイスゲーでも言えますが、ダイスロールの出目の良し悪しだけで盛り上がれるのがひとつダイスゲーの魅力かもしれません。この『モンスターイーター』は、戦闘と料理の2回ダイス判定があるので、ドキドキも2倍。他プレイヤーのダイス運とか見るのも楽しそうだなと思います。

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その他の要素としては、食料(肉)とか魔法の杖トークンのマネジメント要素も若干あります。

バトルに使ったキャラクターは横向きになり、ターンの最後の休憩フェーズに食料をあげないと基本的には回復しないので、これを見越して料理しやすそうなモンスターカードを自分のダンジョンに配置したり、あるいは食料を得られる探索カードを使ったりしていく。『ダンジョン飯』コラボとあって、この戦闘→料理の流れは本作の魅力のひとつです。

魔法の杖トークンは、魔法が使えるキャラクターは杖を消費するとダイス2個を判定で使えたりして強力なのですが、杖トークンは使い切りでたまに入手できる程度の貴重な資源なので使い所が重要になってきます。

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あとはキャラクター5人のパーティーなので、ボス戦で全員で挑んだりすることも可能ですし、普通の敵だったら2人だけバトルに参加させて食料節約してダイスロールにかけるなんてプレイも。もしダイスの出目が悪かったら、リロールの役割を持つキャラクターを使って(横にして)振り直すといったことも可能です。あとはパーティーによって戦闘が得意なパーティーや料理が得意なパーティーなどもあってプレイにも違いが出て来ます。ギリギリを狙ってダイスロール成功したときは結構嬉しい。

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そして上の写真はモンスターカードの裏側のイラスト。戦いに勝つと料理チャンスが得られ、ダイス2個とパーティーの料理力の数字を足して成功したら、カードを裏っ返してこの面にして報酬の食料をもらったり、写真では見切れていますが、ゲーム終了時の勝利点が左の方にかかれていたりします。本当に美味しそう。
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感想としては、シンプルですが使うカードの考え所とダイスロールの勝負所があり、『ダンジョン飯』の雰囲気もしっかり楽しめる良いゲームだと思います。『ダンジョン飯』を読んでいたほうが楽しめると思いますが、原作を知らなくてもモンスターを倒して食べながら迷宮を進み、ボスを倒すダイスゲームとして楽しめる気はしました。

ただ、基本的にはシンプルなゲームなので、パーティーゲームのような楽しさのプレイ感です。

また、カードやダイスの運要素、ダイス運にもよりますがボスを早く倒した人の方が勝利しやすそうなバランス、初期パーティーの特徴や差(ただしドラフトルールもあるので固定の初期パーティーに限る)などもあるので、ここら辺の捉え方によってはボードゲーム通な方ほどちょっと物足りないと感じるかもなと思いました。

そういう意味でも良くも悪くもシンプルです。ですが、それを補って余りあるほどの『ダンジョン飯』の世界観で遊べるのが本作の魅力。なので、『ダンジョン飯』を買って読んだり、これからはじまるアニメを見たりしたあとで、みんなで集まってわいわい遊ぶのが楽しい気がします!

 

というわけで、今回の感想は以上です!

ダンジョン飯』好きの自分としては満足です!モンスターメーカーを未プレイだったこともあり新鮮でした。ただ、ソロバリアントが本当にほしい。シンプルで遊びやすいので、1人用のモードがあって遊ぶことができたら繰り返しプレイしそうです。なのでここはカナイさんに期待したい。

それでは最後に、プレイ時に撮った写真を載せてこの記事を終えたいと思います!

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

人気を博して今は品薄気味ですが、再販の予定もあるので気になる方はぜひ!それではまた!