みなさん、こんにちは!
細々とやっているこのブログですが、毎日読んでくださっている方が少なからずいらっしゃって、中でも比較的良くご覧いただいている記事が、2年前の今頃に書いた以下リンク先の記事です。
【雑談】ソロで楽しかったボードゲーム
https://insto.hatenablog.com/entry/2021/07/04/123007
しかし、2年という歳月が経ち、この他にも色々なボードゲームをソロで遊んできて、結局のところソロで遊ぶのにオススメできるボードゲームは何だろうという自分の中での決定版を今回はご紹介したいと思います!
正確に言えば、いろいろなボードゲームをソロで遊んできましたが、新しいボードゲームを遊んでいてもどこかこれから紹介するゲームを最初に遊んだ時の感動や遊ぶまでにかかるセットアップ時間と比較している所があり、個人的にはソロで遊ぶ分なら以下の作品を超える作品とはもう中々出会えないんじゃないかとさえ思っているほどです。
前置きが長くなりましたが、早速ご紹介です!
第一位!
最近はあまり遊ばなくなったものの、初めてソロで遊んだ時の感動は今でも鮮明に覚えており、中々これを超える作品にはソロでまだ出会えていない。
その作品は……
『テラフォーミング・マーズ』です!
前の記事でもご紹介しましたが、本当にソロでもオススメのゲームです。
ボードゲームにハマりたての方にはルルブの不親切さなどもあってとっつき難いゲームですが、遊び方の動画を見たり一回誰かと遊んだりしたあとでぜひソロでも遊んで欲しいゲームになります。
火星を地球化する目標達成型のゲームの本作は、決められたラウンド数の中で、カードの選択やリソースのマネジメントをしながらクリアを目指していくのですがその過程が本当に楽しい。
ラウンドが経過していくと、手に入るリソースが徐々に増えていき、できることが増えていくけどそれでも地球化には届かなかったり、逆にもうダメだと諦めていたらドローしたカードの効果でギリギリ何とかなったりと、一回遊ぶ中にもドラマがあります。
しかもカードがめちゃくちゃ豊富にあり、ソロだとあまり効果のないカードも少なからずあるのですが、毎回違うカードに出会える。そのため繰り返し繰り返し遊べるゲームです。カードは引きによっては基本プロジェクトというカード以外の地球化アクションに頼ることになりますが、それすらも楽しい。
ちなみに拡張もありますが、個人的には『テラフォーミング・マーズ』単体でも十分楽しめます。
本当にボードゲームにハマってこの作品に出会えて良かった。
テラフォの面白さについてはここまでにして、ソロでボードゲームを遊ぶうえで個人的に重要だと思う点があり、それが「テーブルの占有スペース」「セットアップ時間」「ソロルールのわかりやすさ(オートマの処理のしやすさ)」です。
「テーブルの占有スペース」は、ゲームによってはボードがかなりデカく、なおかつ個人ボードも使ったり、その他のコンポーネント類も用意したりすると、4人用のダイニングテーブルであってもキツキツになることがあります。ボードがデカいなと感じた一例として以下にあげると、
まず『アークノヴァ』は、横長のボードプラス様々なコンポーネント置くのでかなり占有します。
次に『バラージ』。これはメインボードがかなり大きい。そして個人ボードも特徴的なのでそれなりにスペースが必要です。
そして『サイズ』これもメインボードが大きい。
あとはラセルダさんのボードゲーム。
全般的にボードが大きいのが多い気がします。そもそもで箱がでかい。
あらかじめ断っておくと、上記のゲームは全部かなり面白いゲームです。
ですが、ソロで遊ぶことに限って言えば、テーブルの占有スペースが多いと、窮屈な感じで遊ぶことになり、ゲームプレイ以外のことに注意を払うことが増えます。例えば、コンポーネントを落とさないようにとか、この箱とかインサートはどこに置こうかなとか。こういう一見すると些細な点が、ソロでボードゲームを遊ぶ段になるとものすごく気になる。気になるというか自分の場合は、テーブルに出して遊ぼうと思うハードルが高くなりやすい。
その点、『テラフォーミング・マーズ』は、場所を使うことは使いますが、そこまではネックには思えないくらいの占有スペースです。こういう点でも、テラフォはソロで遊ぶのにもオススメできます。
「セットアップ時間」と「ソロルールのわかりやすさ(オートマの処理のしやすさ)」については、改めて説明するまでも無さそうですが、セットアップ時間は短ければ短い方が良く、ソロルールは普通のプレイと変わりなければ変わらない方が良いです。特に初めて遊ぶ時に、普通のルールでも処理を確認しながら遊ぶのに、ソロルールが別冊であったりソロルールでの特別な処理が多かったりすると、それだけで心が折れそうになります。
という点を踏まえて、第二位の発表です!
これは初めて遊んだ時の導入部分と、ソロでもわかりやすいゲームプレイ、そして世界観の良さで初プレイ時からお気に入りのゲームとなったゲーム。
それは……『ワイナリーの四季』!
ソロでも遊べるワーカープレイスメントゲームで一番好きです。両親から引き継いだワイナリーでワーカーを働かせてブドウ植えたりワイン作ったり訪問者招いたりワイン出荷したりなど、雰囲気の良さもあって本当に楽しいゲーム。
ソロだとオートマカードを使っての擬似対戦を楽しめますが、処理が簡単でなおかつオートマがワーカーを置いた場所は使えなくなるというだけなので、基本的な遊び方は普通のプレイと同じ。
ぶどうの木を植えて収獲するだけでも楽しいし、ラウンド経過でワインが熟成される感じもなんか良い。
ワイナリーは拡張することでより良いワインを作れたりもする。
訪問者カードの強さや文字の小ささとかの気になる部分はあるものの、それを凌ぐくらいソロでも集中して遊べるゲームです。カードも様々なのでこれも繰り返し遊べるゲームです。
そして『ワイナリーの四季』も、「テーブルの占有スペース」「セットアップ時間」「ソロルールのわかりやすさ(オートマの処理のしやすさ)」といった点ではどれもクリアしています。
と、ここまで『テラフォーミング・マーズ』と『ワイナリーの四季』をあげましたが、結論としてはこの2作になります。この2作が、ゲーム自体の面白さからも、ソロで遊ぶ上で重要だと思う3つの点からも、自分のなかでソロで遊ぶのにオススメできるボードゲームとなります。今でも遊んでいるのかと言われれば、新しいボードゲームを遊んでいて遊べていないのですが、それでも頭のどこかでこの2作といつも比べている自分がいるくらい、初めて遊んだ時の感動が忘れられないボードゲームはこの2つだけです。
なので今回ソロで本当にオススメできるトップ3くらいまではご紹介しようと思ったのですが、この2つは出てくるものの、なかなか3位が決まらない。
上の写真のすごく遊んだ『アティワ』も3位に入るくらい好きなのですが、どうしても上の2作と比べると一段落ちてしまって肩を並べるほどではないんですよね。
ただ、自分の中であえて第三位を決めると、以下の答えがでました。
ゲームデザインが本当に好みな第三位!
ステファン・フェルト氏のゲームです!
もはやゲームではなく、自分の好きなデザイナーです!
なので、これはフェルトさんのゲームをオススメしたいというより、ボードゲームを遊んでいると、このデザイナーのボードゲームはどれも本当に好き!というデザイナーに出会えると思います。
なので第三位は、みなさんが好きなデザイナーの作品を買うことをオススメします!
公式のソロモードがないんだけど……という声もありそうですが、BGGのソロヴァリアントや一人二役とかでも遊べるものもあるうえ、これがすごい所ですが、最悪遊ばなくても好きなデザイナーのボードゲームが棚に並んでるだけで幸福感が爆上がります。
なので、まとめると、ソロでオススメする個人的なボードゲーム決定版トップ3は、
1位: テラフォーミング・マーズ
2位: ワイナリーの四季
3位: あなたの推しデザイナーのボードゲーム(ソロがあるとなお望ましい)
となります!
以上、長くなりましたがここまでお読みいただきありがとうございました!
最後は3位の自分の推しのフェルトさんのゲームの写真でお別れです。
『ブルゴーニュ・プラス』
最近遊んでないですがダイスとタイルプレイスメントの傑作で、ソロでも遊べてすごく面白いゲームです。
ただしタイルが多く、「セットアップ時間」が少し掛かるので、そういう点で積極的に遊ぶには至れていないゲーム。
『ヨーヴィック』
ソロでは遊べないので一人二役で遊びましたが、なかなか面白かったゲーム。これは競りゲーでもあるのですが、ソロだとゲームシステムに「競り」が入っているとどうしてもそのゲームのポテンシャルを十分発揮できないのでもどかしい。最近では『フィレンツェの匠』もそうでした。
『ブリュージュ』
BGGのソロヴァリアントで遊びましたが、これはめちゃくちゃ面白かった。もともとハンドマネジメントのゲームが好きなこともあり、カードのプレイと災害という要素があるのですがリスクマネジメントなども楽しかった。ボードのイラストも美麗だし、カードもユニークだし、フェルトさんの中でも個人的に好きなゲーム。
『トラヤヌス』
マンカラと言えば、自分の中ではこのゲームか『ファイブトライブス』。
フェルトさんのこの『トラヤヌス』は、ソロだとすごい出来の良いヴァリアントルールがあり、有志作成のアプリを使えばオートマの擬似戦を簡単に楽しめます。ルールも簡単で、メインボードでは様々な選択肢がどれも得点に繋がるため、いわゆるポイントサラダなゲームとしてめちゃくちゃ面白いゲームでした。
他にもフェルトさんのゲームだと、カルペディエムも好きだし、遊んでないので遊ばないといけない所だと、ドラゴンイヤー、フォルムトラヤヌム、ボラボラなどがあります。前に述べましたが、本当に好きな作家のは遊ばなくても棚にあるのを眺めるだけでも満たされるから不思議ですね😁
ではまた! また2年後にこういう記事を書ければ良いなと思います!