【ボードゲーム日記】「フィレンツェの匠」
みなさん、こんにちは!
ゼルダにかまけて最近全然ブログを更新してなかったので更新します。
今回取り上げるボードゲームは、先日のゲムマで先行販売されていた『フィレンツェの匠』です。
日本語版はエンゲームズさんが手がけております。お値段的にもかなり頑張ってくれていて好印象です。
そして自分は知らなかったのですが、元々2000年に発売されていたゲームのリメイク作となります。
元の『フィレンツェの匠』と何が変わったかというと、大きなところだとデザインや見やすくなった文字やアイコン、そしてこちらには拡張も入っており、なおかつソロプレイにも対応しています(これは嬉しい)。
テーマとしては、イタリアの貴族となって画家や学者たちを後援し、自分の領地をその画家たち好みにして作品作りのモチベーションを爆上げさせてより良い作品を世に出し、自分の名声を得ようというもの。
ゲームシステムは、競りとアクション(タイルプレイスメントやハンドマネジメントなど)です。
ざっくりとしたイメージとしては、最初の競りフェーズでタイルやカードなどを200金スタートでその後+100ずつみんなでレイズするかフォールドして競り合い、次のアクションフェーズではコストを払って、個人ボードのタイルプレイスメントとなる建築を行ったり、手持ちの画家などのカードの作品を完成させて、その分のお金を得て勝利点に変換したりしていきます。これを7ラウンド。
なので、競りもあるし数に限りがある要素もあるので、ソロよりは複数人の方が楽しめると思います。BGGだとベストは最大人数の5人でした。
上の写真は後援することになる方たちのカード。
ゲムマでイラストに惹かれたのもあり、結構好きなデザインです。タイルやボードもカラフルで、ボードゲームしてる感があって良いです。
しかも競りとハンドマネジメントなんて面白いに決まってるじゃんと、説明を聞いている時点ですでに気持ちでは買ってました。
話を戻すと、この画家や学者らが最初に4枚配られ、その中から3枚を選ぶ形です。
最初に配られる他は、アクションでもこのカードを獲得できたりします。また、交換カードみたいなものがあり、他のプレイヤーが完成させた作品(つまりはこの画家たちのカード)をそれと交換して自分の手札に加えることもできます。
そして、勝利点の主な獲得方法がこのカード(作品)の評価に大きく関わるので最初に配られたカードのドラフトでまず悩む方は悩むでしょう。とはいえ、カードの左のアイコン見てもおわかりのように、結構重複してるのでそこまで深刻に悩むまでのものではありません。
上の写真は全体ボードと個人ボードです。
ソロで遊んだので、個人ボードは2つ並んでいます。またソロだとオートマデッキとサイコロも使うので真ん中にあります。カードスタンドは自前のですが、これらのコンポーネントが全部最初から入っているのでお得。
上の写真は配置ルールを守りながら頑張って建物をぴっちり埋めた我が領地です。建物建てた時も3勝利点入るのと、作品の評価ポイントアップ要素なので結構大事になってきます。
ちなみに競りで落とせる建築家タイル(上の写真のおじさん)を獲得すると、建築家1人で700金の建築コストが300金になり、2人だと隣り合わせに普通は置けない建物を置けるようになり、3人いると建築コスト0で建物を置けるといった要素もあります。
なので、この競りの段階で今何を得た方がいいだろうと考えるのもまた一興です。
建築で建てられる建物の形もいろいろあり、画家とかの作品カードの条件と照らし合わせながら配置していく楽しさもあります。
そろそろまとめに入ると、ソロでしか遊んでないですが、大人数で遊ぶにはいいゲームだと思いました。
ただ、ソロ目的で買おうと思っている方はあまり期待を高く持たない方がいいかもしれません。
というのも、遊べることは遊べてそこそこは楽しめるのですが、ソロモードのルールがわかりづらく(ルルブに書かれていない処理があるなど)、またオートマカードの構成からか、オートマの動きも多様性がないため、処理の不安さも相まって物足りなさを感じたのも事実だからです。
なのでソロはルール把握のため、本番は大人数でという遊び方がいい気がします。
BGGで調べてみたらソロモードは元々有志の方のソロヴァリアントをそのまま採用したものだったので、ここら辺はまあ甘くて仕方がない部分ですが、折角製品化するならもう少し詰めて欲しかったところだなぁと思いました。
と、ソロだと少し残念な部分もありますが、元々3人からの競りのあるゲームですし、BGGだと7.5の評価であることから間違いなく面白いゲームなのは確かです。自分も早くゲーム会で遊んでみたい。
というわけで以上、『フィレンツェの匠』でした。
『フィレンツェの匠』に限らず、昔のゲームで知らないいいゲームたくさんありそうで、こういうリメイクはばんばん作って欲しいですね。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!ではまた!