「歩く人が多くなれば、それが道になる」魯迅
こんにちは!
冒頭を引用パターンからはじめてみた今回の日記は、『トレイルズ』を遊んだのでその感想となります。
まずは基本情報。
『トレイルズ』は、『パークス』のお手軽続編となりこれ単独で遊べ、プレイ人数は2〜4人(BGGベストは2人)のゲームです。
システムとしては、契約、エンドゲームボーナス、セットコレクション、トラックムーブメント、ワーカープレイスメントなどがBGGに挙げられてました。システムだけ見るともりもりですが、プレイ感はかなり軽く、遊びやすいゲームです。
ゲームとしては、細長のマップタイル上でコマを進めながら資源を集め、その資源と交換する形でバッジカードや写真カードを取得し、そこに描かれた勝利点をもろもろ合算して得点が多い人が勝利というもの。
ここから感想ですが、まずはなんといってもこの絵柄と雰囲気がめちゃくちゃ刺さりました!
自分が最近ハイキングや登山にハマり出したのもありますが、登山していて自然とか開かれた景色を目にした時の気持ちよさがそのままアートワークに反映されている感じ。
アートワークで言うと、前作の『パークス』の方がゲーム性的には面白いという意見もあり、ゲーム性も重視したい自分にとっては『パークス』も良いなと思っていましたが、このパッケージをみた瞬間にやられてしまいました。
『トレイルズ』自体は2021年に発売されていて、日本でも当時話題になっていたとは思うのですが、その時は登山にもハイキングもハマっておらず、あまり気にしていなかったので不思議です。
関心を持ったものに関するボードゲームが急に気になり出すのはボードゲームあるあるでしょうか。
あとは遊ぶ前はシンプルすぎてそれほど面白くはないのかなと思っていましたが、これが思っていた以上に面白かったです。
前作の『パークス』を未プレイなのもありますが、このバッジ欲しいからこの資源を集めようかなとか、クマのコマがある所に早く止まってサイコロ振ってボーナスもらおうとか、写真カード良いの引けないかなとか、シンプルながらに考える要素もあって楽しめました。
コマの進行方向は端にたどり着くまで一方通行で1〜2タイル進めて、水筒アイテムを使うとその先にも移動できると言うものですが、右端のタイルに達すると、上の写真の太陽マーカーが動き、遊んでいくと細長タイルをひっくり返して夜タイルが増えて行くのもまた良かった。
夜タイルになるとタイルから貰える恩恵が増えるなどの効果もありますが、絵柄が夜になるとまたこれが雰囲気が良い。
そして写真タイルに止まると写真カードをゲットでき、その写真の絵柄が良いためついつい写真タイルに止まりたくなります。
写真カードの取得方法は、カードの山札から2枚引いてそのうち1枚を取って1枚を捨てるか、捨て札の一番上のを1枚取るかなので、個人的には2枚取って選ぶのが楽しかったです。どちらも良い絵で困った。
あとは可愛いクマのコマ。
クマですが、扱いとしては野生動物となり、このクマがいるタイルに止まったら専用のサイコロを振ってそのボーナスが描かれたタイルにクマコマを移動させてそのボーナスを得るのですが、実際登山している身としてはクマには出会いたくないので、鹿とかリスとかクマ以外のコマにできなかったのかなとは思いました。最初はクマコマに止まるとハプニングあるのかなと思っていたらボーナスだったので、なんでクマ?となりました。笑
まとまりがなくなってきましたが、本当に雰囲気の良いゲームです。
ゲーム性について個人的に気になったのは、プレイが長くなってくると行えるアクションが決まっているのでクマコマのランダム性を除き、資源が欲しいからとりあえずコマを動かすみたいな感じで、考えたり悩んだりすることのない時間がちょくちょく発生する点でした。雰囲気は良いですが、何度もプレイしていると物足りなくなりそうな気もします。
最後はややネガティブな感想になりましたが、雰囲気がよくライトなプレイ感なのでボードゲームに興味を持ち出した方やお子さんとも楽しめるゲームだと思います!
個人的には雨で登山に行けない日はこれを家で遊んで癒されたいと思います。そしてBGGにソロヴァリアントもあったので遊んでみたい。あと前作の『パークス』も。
以上、『トレイルズ』の感想でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
それでは、また!