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【ボードゲーム日記】ホワイト・キャッスル 白鷺城

みなさん、こんにちは!

今回は『The White Castle ホワイト・キャッスル 白鷺城』をソロプレイで遊びましたのでその感想です。

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日本の姫路城をテーマにしたこの作品、プレイ人数は1〜4人(BGGによるとベストは3〜4人)、ゲームとしてはダイスを使うワーカープレイスメントになります。

ゲームに関係ない部分になりますが、世界同時発売なので、エッセンシュピールと同じタイミングで日本語版を買えたのはとても良いなと思いました。

またBGGのコメントでも見かけましたが、特に中〜重量級のゲームの値段が高騰しつつある現在のボードゲーム界で、良心的なお値段なのも嬉しい。

それでも現在の円安だと日本語版は決して安いとは言い切れないのですが、十分頑張ってくれている値段だと思います!ちなみに海外だと$39.99なので、1ドル100円が頭にあると、うわー安い!ですが、現在の150円時代だと、うわー……です。円安がツライ!

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話を戻してゲームの感想ですが、まずはアートワークがすごくいいゲームです。

メインボードはもちろん、個人ボードのデザイン、そしてコンポーネントにこだわりを感じます。

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コンポーネントの中には組み立て式の橋もあって、作るのはやや難しかったですが、しっかりとした日本の橋。

ちなみにこの橋は作らなくてもゲームは遊べますのでお好きな方で楽しめます。この橋の用途としては、ダイスを置くのみなので、そう考えるとすごく豪華に感じる。

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またミープル類も形が良くて、ゲーム性に合わせて侍とか庭師とかの形になっていたり、他のコマも白鷺城に合う雰囲気になっていたりと、雰囲気が良い。

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参考までに作った橋で遊んでいる時の写真。

ひとつの橋に乗るダイスの数はプレイヤー人数+1なので、ソロや2人プレイだと3個、4人プレイだと5個になります。本当アートワークが良い。

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次に肝心のゲーム性。

ゲームの目的は、各プレイヤーが合計9手番で最多得点を獲得すること。

勝利点は、ゲーム中にも獲得できますが、ゲーム終了後にドカンと入ってくるタイプのゲームです。

ダイスを使ったワーカープレイスメントについては、さっきの3つの橋の上にあるダイスの両端にあるダイスをいずれか1個選び、アクションしたい場所に置いてそのアクションを行う形です。

ダイスの目は、置く場所に描かれているダイスの目を超えていたらその差額分のお金がもらえて、足りなかったらその差額分を銀行に支払うので、お金が潤沢にある場合はそれほどダイスの目は関係ありません。

どちらかと言えば、このアクションをするにはこの色みたいに色が指定される箇所もあるので、色の選択の方が悩ましいかも。

また、橋の上のダイスは昇順で置くので橋の左端にはダイスの出目が小さいダイスが来るのですが、それを選ぶメリットも別に用意されているので、よくできているなと思いました。
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ダイスを置いてできるアクションは様々あり、お城に派遣&上の階に移動したり、庭に派遣したり、訓練場に派遣したり、個人ボードの資源増やしたり、手番順にも関わる影響力?みたいなものを増やしたりなど様々。ダイスを置くだけで資源などはすぐもらえますが、アクションの中にはコストが必要なものがあり、その場合はコストを支払ってその場所の恩恵を得る形です。

遊んでいると、このアクションをすれば次にこのアクションもできるじゃんといったコンボが繋がる時があるので、そういうのをあれこれ考えながらプレイするゲームです。でも基本的に資源はいつもカツカツなので、余裕を持ってよりもカツカツな中苦しみながら考える感じでした。自転車操業感。

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上の写真はゲーム終了時のメインボード。

ゲーム的には白鷺城の城主かつ藩主の酒井様に気に入ってもらい一族の影響力を強めることが目的なので城の一番上の酒井様階がもらえる勝利点も大きい。もちろん、他の箇所から入る勝利点もあります。

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そして今作で嬉しいのがソロで遊べる独遊モードが用意されていること! 上の写真のようにオートマカードをめくり対戦相手のアクションを行うよくあるタイプのソロモードです。

ただ、この相手がめちゃくちゃ強いので、相当ゲームにまず慣れて高得点を取るムーブを覚えないと勝てない気がするほど歯応えのあるソロになります。f:id:insto:20231015080931j:image

まとまりのない文章ですが、まとめに入ります!

アートワーク最高で、ダイスプレイスメントとそこからのアクションの広がりは楽しめましたが、いかんせん資源がずっとカツカツで思うようにプレイできない苦しさのあるゲームに感じました。

9手番しかないので、これから!って時に終わってしまう。自分も2回くらいしか遊んでないので、おそらく初めて遊ぶ方は、あまり楽しめないうちに終わってしまうこともありそうだと思いました。

たぶんコンボの繋げ方やそのための資源の効率の良い集め方を知ってからがこのゲームの良さが味わえる気がします。なので、楽しくないわけではないけど苦しく、けれど雰囲気は抜群に良いゲームという感想です。

ただ、この文章書いていてまた遊びたくなっているので、噛めば噛むほど味が出るスルメゲーなのかもしれません。
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というわけで、以上ホワイト・キャッスルの感想でした。

ここまでお読みいただきありがとうございます!

それでは、また!