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【ボードゲーム日記】ワイナリーの四季

こんにちは!

今回は『ワイナリーの四季』基本セット(拡張なし)を遊びましたのでその感想です!

今回もソロプレイでの感想になります。

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『ワイナリーの四季』は、アークライトさんから発売されている、ワイナリー経営を疑似体験できるワーカープレイスメントゲームになります。

もはや説明がいらないほど有名なゲームであり、自分もいつか遊ぼうとずっと気にしていたものの、毎月押し寄せる新作ラッシュを追ってるうちに後回しにしていました。今回やっと念願叶って遊べた感じです。

結論を先に言うと、めちゃくちゃ面白いです。びっくりするくらい面白い。

ソロのマイベストが『テラフォーミング・マーズ』なのですが、『ワイナリーの四季』が気に入りすぎて、今やソロでのトップ2がテラフォとワイナリーになりました!

その『ワイナリーの四季』ですが、なんとなく写真からは楽しさが伝わりづらいので、今回は写真と文章でその楽しさを少しでも伝えられればいいなと思います!

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まずこの『ワイナリーの四季』で惹かれたのが、初期資源を用意する導入部分。

多くのゲームでは、機械的に初期資源はコレコレを用意してくださいで終わりで、むしろその方が普通なのですが、この『ワイナリーの四季』は一味違います。

プレイヤーは両親からワイナリーを受け継いだという設定なので、その両親を表すパパカードとママカードを最初にランダムで選び、そこに記載の資源が初期資源になります。

この導入部分のストーリー性と世界観への没入感が素晴らしい。初期資源を得るというなんの変哲もない行為に、物語性を与えているゲームは今まで遊んできたゲームでもこの『ワイナリーの四季』がはじめてでした。

しかも、テーブル上には既にブドウ園などのワイナリーボードが広がってるので、両親が残してくれたこのワイナリーが一段と特別なものに感じられました。最初に遊んだ時はもう既にこの時点で、うわー、これ好きなゲームだ…… となった瞬間でした。

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上の写真は初期セットアップが終わった時の写真です。先のパパママカードにより、両親は必要最低限の初期資源を残してくれましたが、はじめワイナリーにはほとんど何もありません。わずかな労働者とお金、広大な土地くらい。パパカードによっては建物も1つ建ったりもしますが、それくらいです。

これもまたいいんですよね。どんなワイナリーにしようかと夢が広がる。

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プレイしていくと、個人ボードには建物が建ったり、ブドウ畑にブドウの木が植えられたり、ワーカーが増えたり、収穫したブドウが置かれたり、醸造したワインがセラーに並んだりしていきます。f:id:insto:20220410084451j:image

アクションはよくあるワーカープレイスメントと同じで、コマをボード上のアクションスペースに置いて該当のアクションを実行する形です。

 

『ワイナリーの四季』はルールも簡単で、自分が特にいいなと思ったのが、その見通しの良さです。

〇〇するには✖️✖️しないとというのが直感的にわかりやすいので、アクションの見通しが立てやすい。ブドウ作るにはこのアクションでブドウの木購入しないとだなとか、この木を植えるには、建築アクションでこの建物を建てないとだなとか、そういうアクション自体のわかりやすさに加えて、でも今お金これしかないから先にこっちのアクションの方がいいかなとか、いやでも労働者増やさないとこの先大変そうかもなど、悩みどころはしっかりある。

こういうワカプレの面白さが直感的に感じられて、しかもしっかり悩ましいのはこの作品の魅力だと思います。

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そしてワカプレの面白さに加えて、さらに楽しい要素が、ワイナリーに訪れる様々な訪問者のカード。

このカードが非常に強力で、このカードとのコンボを踏まえてのワーカープレイスメントがまた面白い。

カードの効果は様々ですが、お得な効果が多いです。2アクション分の効果が得られたり、単にお金をすごいもらえたりなど。この訪問者は夏に来る訪問者と冬に来る訪問者がいて、秋フェーズになるたびどちらか1枚を選んで手に入れるので、手元の資源やワイナリーの発展状況を踏まえてどっちの季節の訪問者カードを引こうかと悩むのもまた楽しい。
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そして『ワイナリーの四季』で嬉しいのが、ソロもすごく楽しいという点。ソロでは、上の写真のオートマカードを引いてそのアクションをプレイヤーが使えなくする系になります。

この『ワイナリーの四季』がオートマの元祖なのか、『サイズ大鎌戦没』でも『ワイナリーの四季』のこのオートマに触れられていたり、BGGの有志のソロヴァリアントでもこのオートマを参考にしましたというものもありました。

ソロの操作も煩わしくなく、相手のコマを置いていくだけとわかりやすいため、遊びやすいソロだと思います。ソロで何かボードゲーム遊びたい方にもオススメです。

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ソロでの目標は、20勝利点のところにある相手コマより多くの勝利点を全7ラウンドで取得できれば勝利というもの。意外とカードの引きによっては勝利点が伸びなかったりするので、適度な難易度だと思います。テラフォよりは簡単だけどしっかり遊びごたえはある印象です。

また、ソロにはキャンペーンモードも用意されているので、異なる条件、異なるプレイ感で楽しめます。なので、ソロだけなら拡張なしの基本だけでもかなり遊ぶことはできると思います。
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ワカプレxカードのコンボが気持ち良い、ソロでもかなり楽しめる『ワイナリーの四季』、雰囲気も良いし、プレイ時間も短めと、非常に満足感の高いゲームとなりました。

トスカーナ」という拡張もあるのですが、本作を遊んですぐに注文したほどです。本当に面白い作品だと思います。

 

以上、まとまっていませんが、『ワイナリーの四季』をプレイしてみての感想でした。

めちゃくちゃお気に入りです。トスカーナ拡張をはやく遊んでみたい。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

それではまた!