こんにちは!
今回は、アークライトさんから日本語版が発売された、『ワイナリーの四季』の最新拡張「ザ・ワールド」をソロで遊びましたのでその感想です。
自分の好きなボドゲのツートップの片翼を担う『ワイナリーの四季』。海外の情報やゲムマの展示を見てからずっと気になっていたのでめちゃくちゃ楽しみにしていました。
それでは、以下感想です!
まず、この「ザ・ワールド」は拡張となり、遊ぶには基本セットが必要となりますのでご注意ください。
ちなみに基本セットだけでも十分楽しいのでおすすめの作品です。
他の拡張を持ってるけど混ぜて使える?という点が気になっている方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、拡張の訪問者カードと、トスカーナ拡張にある施設の拡張を混ぜて遊べる感じでした! ご参考までに。
そしてこの「ザ・ワールド」、結構ガラッとプレイ感が変わります。というのも、"協力型ゲーム拡張セット"という副題からお分かりのように協力ゲームです。今までの個々人が勝利点トップを目指すというのではなく、全員が勝利点25点を越えていて、なおかつ知名度という要素があるのですがこれを協力して10に到達させていればクリア!というゲームになります。
また、基本的なプレイは基本セットの夏と冬のみにワーカーを置く形のプレイになり、春と秋の処理も似ています。なので基本セットの拡張といった感じです。
以下、ざっくりと「ザ・ワールド」のここが楽しい!をご紹介いたします。
ここが楽しい!①
ワールドと名前が付いているように、複数の大陸デッキなるカードセットが用意されており、この選んだ大陸デッキによってゲームの難易度やセットアップ、ストーリーや毎ラウンド発生するイベントが変わってきます。
これが結構面白かったです。チュートリアルの大陸「碧き峪」しかまだプレイしていないですが、ストーリーのフレーバーテキスト読むのも楽しいですし、毎ラウンドに発生するイベントで選択肢が増えたりと、ここだけでも『ワイナリーの四季』と全然違う!と思った箇所でした。
ストーリーに関しては一回クリアすると新鮮味はないかもしれないですが、イベントカードは混ぜて使えるみたいなのでランダム性は生まれそうです。
ここが楽しい!②
ミープル、帽子を被ります! かわいい!
この帽子を被ったミープルは、アルバイト扱いとなり、このミープルを置いた場所のアクションはできますが、置いた箇所にボーナスがあってもボーナスは得られないというもの。また黄色い帽子は夏しか置かず、青い帽子は冬しか置けないという縛りもあります。
各プレイヤーが使用できる労働者は5体と決まっており、労働者を増やすアクションの代わりに、このアルバイトの帽子を脱がせてボーナスを得られる労働者にして、また帽子が取れるので夏と冬のどちらにも置けるようになる。
なので帽子を脱がすタイミングとかもゲーム性に繋がってきて楽しい。ただ帽子を被っている姿が可愛いので脱がせたくない変なモラトリアムに陥ります。笑
ここが楽しい!③
上の写真ではわかりづらいのですが、この「ザ・ワールド」、置いた箇所のアクションを強くするタイルと基本1人(+親方コマ)しか置けないエリアを全員利用可能にするタイルの2種類の特別タイルを置いて上位互換するアクションがあります。
そしてこの上位互換をしないと結構クリアするのが難しいと思います。協力ゲームなので、誰がこのアクションをしてどのタイルを置くかなど決めていく過程が楽しそうです。
ここが楽しい!④
協力ゲームですが、ソロでも遊べます!
この「ザ・ワールド」用のオートマを使うのですが、結構楽しいです。基本セットのオートマは単にお邪魔役だけでしたが、協力ゲームだけあって、お邪魔役でもあり協力的なアクションもしてくれたりする存在です。処理もカードをめくるだけと簡単。
ただチュートリアルのワールドでも結構難しかったので、他のワールドでもちゃんとクリアできるのか、これから遊んで確かめたいと思います。
ここが楽しい!⑤
結構変わってる部分はありますが、基本的なプレイは『ワイナリーの四季』です。
個人ボードで木を植え収穫しワインを作って出荷していく。
そして協力ゲームなのでアクションの中には他プレイヤーとカード交換などの交換できるアクションも用意されています。協力しながらワイン作りに勤しむことができるのも楽しいのではないかと!
以上、楽しいポイントでした!
ただソロで遊んでいて気になるポイントもありましたので最後に以下にご紹介します。
気になったポイント
『ワイナリーの四季』でも訪問者カードの強さと、それありきでの勝利点獲得やソロの場合はクリアまで持っていくという点があるのですが、この「ザ・ワールド」ではさらにそれに拍車が掛かっていると感じる部分があります。
というのも、上記の互換タイルの中には訪問者カードを2枚使ったら1勝利点みたいなタイルもあり、いわば訪問者カードばんばん使うことが前提のゲームバランスが想定されているような感じがしてしまい、そうなると、自分のような植樹から出荷までをちまちまやっていくのが好きなプレイヤーからすると、ワイナリーの経営感薄くない?ワイナリーの存在が霞んでないかい?と感じる部分がありました。
ただ、ここら辺はソロで1回しか遊んでいないのでまだ結論を出すのは早い気がします。なので是非みなさんも遊んで確かめてください!
以上、ざっとでしたが、『ワイナリーの四季 ザ・ワールド拡張』の感想でした。
結構ガラッとプレイ感異なるので楽しかったです!
大陸もまだまだあるのでこの拡張だけでも十分楽しめそう。
トスカーナとザ・ワールドの拡張どっちが好き?と聞かれると難しいのですが、個人的には現段階ではトスカーナの方にやや軍配が上がるかなという感じです。ただザ・ワールドは遊び方が大きく変わるのでこっちはこっちで良さがあります。大陸ごとのストーリーやフレーバーテキスト、帽子を被ったミープル、そして協力してのワイナリー一族の発展と栄光など。
できれば、トスカーナとザ・ワールドの両方遊んでほしいです。笑
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!
それではまた!