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【ボードゲーム日記】Detective City of Angels

こんにちは!

今回はDetective City of Angelsを遊びましたのでその感想です。

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1-5人で遊べるこのDetective City of Angels(以下DCoA)、ジャンルはマーダーミステリーです。

舞台は、1940年代のロサンゼルス。

プレイヤーはまず、事件のあらましを読んで、ロサンゼルスの街を移動したり調査したり容疑者に話を聞いたりして、犯人・凶器・動機を突き止めるといったゲームになります。

今回購入したのは基本のみなので、事件数(シナリオ数)としては合計9つの事件が入っていました。

そのため、基本的には9つの事件をクリアしたらおしまいのゲームなのですが、DCoAの面白いところは、ソロ用のモード(スルースモード)などで一度クリアした人が、TRPGGM(ゲームマスター)的な存在となって、新しいメンバーを揃えてまた遊ぶことができる点になります。

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上の写真の灰色の冊子がGM用の冊子です。

GMはチゼルという存在になって、初プレイのプレイヤーのアクションに対して、有力な手がかりを与えたりあるいは有力ではない情報(はぐらかしなど)を与えてチャレンジさせたりといったプレイができます。

遊んでいないのでわかりませんが、GMとなるチゼルは、プレイヤーをミスリードさせて事件を迷宮入りさせたらGMの勝利みたいなGM対プレイヤーのプレイになりそうです。GMのスタンスというか遊び方しだいでは、対立だけでなく単に導き手としての協力プレイもできそう。

ただ今回遊んだのはソロで遊べるスルースモードなので、ひとまずGMになれば繰り返し遊べるマーダーミステリーゲームだけど、基本的にはシナリオは一回限りのゲームとだけ覚えておいていただければと思います。

公式HPには、シナリオの作り方といったものもあり、好きな方は自分でシナリオも作れそうでもありましたが、いかんせん日本語版が出ておらず、テキスト量も多いため、GMで繰り返し遊べるとはいえ、リプレイ性は高くない気がします。

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上の写真は舞台となるロサンゼルス。実際の地名が使われておりなかなか雰囲気があります。

ソロで遊べるスルースモードでは、GMがいない代わりに、スルースモード用の冊子(ゲームブック的なの)を使って遊ぶ形です。

この人物に質問をしたらこの項目を見よ、この場所/人物を調べたらこの項目を見よ、返ってきた答えが嘘っぽいならチャレンジしてこの項目を見よみたいな感じです。

また、事件を解決するには制限時間があり、例えばゲーム内時間での8日以内に犯人・凶器・動機を突き止めれば一番良い評価、その時点で間違ったら+3日の延長期間が与えられて、そこで解決できたらまぁまぁの評価、それでもダメなら事件は迷宮入りして、最悪の評価になります。

1日に行えるアクションは4つまでで、行えるアクションは移動・質問・場所の調査・容疑者の調査の4つ。同じアクションを行ってもよいのですが、アクションを4つとったら1日経過するので、いかに効率よく話を聞いたり調べたりして新たなヒント、関係者、凶器などを炙り出し、解決に持っていけるかが鍵となります。

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上の写真が入っていた9つの事件です。

難易度でいうと、イージー・ノーマル・ハードにあたるのが各3つずつ入っていました。1シナリオ遊ぶのに1.5〜2時間くらいは掛かりそうなのでボリュームは結構ありそう。

そしてDCoAの良いところは、雰囲気や世界観が良い。1940年代のロサンゼルスが舞台、そしてマーダーミステリーとあって、マフィアとかギャングが出てくるし、事件のあらましのテキストもハードボイルド感あり、キャラクターのキャラ付けもしっかりなされていて、会話文とかにもキャラクターの性格が反映されています。ミステリー小説読みながらボードゲーム遊んでる感じがすごく楽しかった。

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上が1人プレイのセットアップ終了時の写真になります。紙とペンがありますが、ここに被害者や容疑者や得られた情報などを書き込んで推理していく感じです。

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上の写真が1日の行動制限を管理するボードやキューブ、ゲームブックの項目番号が書かれているシート。探偵シルエットのマーカーは、容疑者に話を聞いて本当のこと言っているのにチャレンジした場合のペナルティとなるストレスマーカーでひっくり返すとストレスマーカーとなってストレス3つで1日無条件で経過するというようなもの。
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上の写真もセットアップ時のものでネタバレはありません。このようにマップ上にキャラクターコマや容疑者のスタンドマーカーが置かれます。

プレイ中はこの他にもいろいろあるのですが、ネタバレを避けていろいろあるに留めておきます!

有力な出がかりを得て核心に迫っていく感じがめちゃくちゃ楽しかったです。でも最初は、迷う方の迷探偵ぶりで日数無駄に経過したりもしました。笑

ルルブにも書いてありましたが、殺人者だからといって容疑者とは限らないという点とかに気をつけながらあれこれ考えて、エピローグ読んであーなるほどねと振り返るのもまた楽しい。

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以上、ざっくりとでしたが、Detective City of Angelsの感想でした。雰囲気もあってなかなか面白いゲームです!まだ1シナリオしかしていないので、英語頑張りながら9シナリオクリア目指したいと思います!

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ここまでご覧いただきありがとうございました!

それでは、また!