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【ボードゲーム日記】テインテッド・グレイル体験版

こんにちは!

今回は『テインテッド・グレイル』体験版を遊んだのでその感想です!

 

参考までに以下に体験版を落とせるアークライトさんのリンク先を掲載いたします。PCで落として印刷する形です。

 

『テインテッド・グレイル』体験版リンク先

http://www.arclight.co.jp/ag/home/home02/tuika/tg/tgtsuika.html

 

ボードゲームの体験版は初めてでしたが、体験版でも面白くて製品版が欲しくなりました!

体験版のネックとしては、印刷物が多い場合、カラー印刷すると家だとカラーインクをごっそり持ってかれ、コンビニ印刷だと¥1000くらいは掛かるという点。あとは切ったり貼ったりと遊べる状態までにするのに少し時間が掛かりました。

 

ストーリー重視のゲームなので、物語やキャラクターの背景に関するネタバレはなしで、体験版を遊んだ範囲でどんな感じのゲームなのか、システム面を主に伝えたいと思います!

体験版では出てこなかった要素もたくさんあるので、あくまでも体験版での感想です。

 

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『テインテッド・グレイル』はどんなゲーム?

『テインテッド・グレイル』は、プレイヤー人数1-4人の協力型アドベンチャーゲームです。

キャラクターを選んで物語を読み、その内容に沿ってマップ上で駒を動かして目的地を目指しながら、訪れた場所のイベント(シナリオ、戦闘、交渉など)を処理し、また新たな物語へ…と行ったプレイです。その過程でキャラクターの成長要素もあるようですが、体験版では体験できなかったので本編に期待です。

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『テインテッド・グレイル』のマップについて

『テインテッド・グレイル』の舞台となるマップは、カードを繋げていくタイプです。遊ぶ前はどこまでもカードを繋げていくのかな?と思いましたが、これがシステム上良くできていて、最大でもメンヒル1体につき3x3のカードを最大で並べる形なのでスペースが限られている我が家にとってこれは嬉しく、一気に欲しくなったポイントの1つです。

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マップの移動/探索にはキャラクターの活力を1消費する形。活力は1日の終わりの夜のターンに休息してご飯を食べると回復します(このご飯を集めるのが大事なのも面白い点でした)。

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マップには可能なアクションがアイコンやテキストで表示されており、夢を見れる場所、探索できる場所、メンヒルという希望の灯火的な像の調査などがあります。夢を見れる場所では夢シナリオがあり、これがよりストーリーやキャラクターに深みを与えていて没入感を与えています。カードは裏表の両面で、探索するとカードをひっくり返す感じになってます。

 

『テインテッド・グレイル』の戦闘について

体験版における戦闘要素は主に2種類ありました。

1つはモンスターと戦う「戦闘」、もう1つは不信感をあらわにしてる人物との「交渉」です。

 

キャラクターボード左右に置いた戦闘デッキと交渉デッキを、それぞれの場合に応じて使い分けて戦う感じです。

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この戦闘が中々面白い!!

個人的にはストーリーベースのゲームではこれくらいの戦闘要素の方が気軽に楽しめて良いなと思いました。基本的な流れとしては、まずマップに入ると、遭遇デッキからカードを引くみたいな指示があり、そのカードを引くと戦うモンスターが書かれています。下の写真の場合だとネズミです。
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次に戦闘デッキからカードを3枚引き、ネズミのカードの右端にあるマークと揃える形でカードを置いてダメージを与えたり、もう1枚カードをプレイしたり、カードを引いたり、カードに書かれている効果を適用したりしていきます。

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カードを置けないまたはパスをすると敵の反撃ターンに移り、キャラクターのHPを減らして、再びプレイヤーのターンになってカードを1枚引いて、マークを合わせながらダメージを与えて敵の撃破を目指します。撃破すると食料などの報酬をもらえます。

 

このカード左右の絵あわせと、カードの効果の使い所(カードを上に乗せると前のカードの効果が上書きされるため使えなくなる)が悩ましくも楽しい。そしてカードのマークはキャラクターボードの能力と対応しているため、キャラクターの性能によって変わってくるのも面白かったです!

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もう1つの「交渉」の場合も基本的にはマークを揃えていく「戦闘」と同じ流れなのですが、厳密には敵ではないため、撃破ではなく好感度の上げ下げという綱引き勝負になります。
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好感度をマックスまであげればクリア。

ただし「戦闘」での反撃の代わりに相手は好感度を下げるアクションをしてくるのでこの綱引きも中々楽しめました。これもクリアすると名声などの報酬がもらえます。
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その他の魅力

引き込まれるストーリー、キャラクターの謎

ネタバレを避けるため公開されている情報のみ書きますが、ストーリーはどこか影のある魅力的な世界観の中で語られます。そして翻訳が素晴らしく、そのゲームの世界観のまま登場人物が話すので、没入感が半端ないです。一気に物語に引き込まれます。

そしてキャラクターも普通のゲームとは異なり訳ありのキャラクターです。物語を進める中で過去が明かされるため、ますます製品版が楽しみな次第です!

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雰囲気のあるカードの絵柄

カードのイラストがまた素晴らしかった。

中には絵画のようなイラストもあり、ストーリーの重厚さもあわさってカードを手にするだけで嬉しくなります。特に戦闘や交渉カードは使う機会も多いため、この美麗なイラストはカードを引いた時の嬉しさに直結しています。
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わかりやすさ、遊びやすさ

『テインテッド・グレイル』で良いなと思ったのはゲームのわかりやすさと遊びやすさです(体験版の範囲ですが…)。

BGGのWeightも3.29と高くなく、おそらくストーリーを読み、あとはカードに記載の内容に基本は従うだけなので、すごくわかりやすいのだと思います。

ゲームの流れや戦闘・交渉でわからない箇所は手元にリファレンスカードもあるため、アイコンの意味など含めてさっと調べられます。

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以上、体験版の感想でした。

今回は体験版をソロプレイで遊んだため、製品版でキャンペーンとして遊んだ場合の1回あたりのプレイ時間やプレイ感は未知数ですが、個人的にはストーリーと戦闘のシステムの塩梅が絶妙でした。

たぶんストーリーベースのゲームで個人的にはNo.1かもしれません。

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唯一心配なのはエラッタですが、もう心はかなり買う方向に向かっております。ほしい…

 

お読みいただきありがとうございました!!