こんにちは!
今回は「The Search for Planet X」(惑星Xの探索)をプレイしましたのでその感想です。
日本語版が数奇ゲームズさんから発売予定の本作。ゲーム自体は2020年に発売されており、プレイ人数は1-4人、ジャンルとしては推理・推論(Deduction)系のゲームとなります。
パッケージもなかなか雰囲気あっていい感じです。
ゲームの目的としては、天文学者となって惑星Xを探すゲームとなります。
自分も知らなかったので惑星Xについてここでwikipediaから引用すると、
"惑星X(わくせいエックス、Planet X)とは、海王星よりも遠い軌道を公転していると仮定される惑星サイズの天体 (Planets beyond Neptune) である。 X はローマ数字の10を表すのではなく、「未確認」を意味するアルファベットのエックスである"
Wikipediaより引用。詳細は以下のリンク先をご覧ください:
自分が知っていたのは「すいきんちかもくどってんかいめい」までだったので、こんな惑星が仮説上あるとされていたとは… という感じでしたが、この「未確認」の惑星Xを突き止めようというゲームがThe Search for Planet Xです。
結構ロマンありますよね。ゲームボードもプラネタリウムっぽい雰囲気だし、プレイヤーマーカーも天文台です。
そしてボードの真ん中に小さい回転式のディスクがあり、上の矢印からぐるっとまわってへこんでる部分までがビジブルスカイという観測可能エリアになり、ディスクを回しながら、ここの範囲内には何があるかをアプリとロジックを使って割り出していくみたいな感じです。
前置きが長くなりましたが、この見つけるべき惑星Xが、ゲームボード上の12セクター(ゲームボード裏面は18セクター)の中の1箇所にあり、それを事前情報や他の惑星の特徴を参考に、アプリを使いながらどのセクションに何があって、その結果、惑星Xはきっとここだと答えを導き出す流れになります。数独みたいな感じとよく言われてます。
使用するアプリは以下になります。
タイトル画面。ソロで遊ぶ場合は左下をタップする感じ。マルチで遊ぶ場合はスマホをみんなお持ちなら各々がスマホにアプリを入れて、同じゲームコードを使って遊ぶか、1台のスマホでみんなで遊ぶことも可能です。
ゲームをはじめる前に、使うボードの面や難易度などを決めていき、ゲームをはじめると、難易度に応じて、最初に以下の写真みたいな「セクター〇〇にはXXはない」などの事前情報(ヒント)がもらえます。それをシートにチェックしていき、セットアップ完了です。
あとは以下の写真にある目標とロジックルールに基づき、アプリで「調査」(目標を範囲指定で検索)「標的」(1セクションに何があるか検索)「研究」(目標同士の関係性をチェック)「惑星Xを突き止める」(惑星Xはここだ!)を行っていきます。
他にもボード上の書類アイコンのところに真ん中のディスクが届いたら行う「仮説の提出」アクションでみんなでここのセクターにはこれがあるという言わば途中経過による答え合わせ&得点要素もあったり、すごいよくできています。
上の写真では以下のようなこと言ってます。
目標 ロジックルール
すい星 2個 特定のセクターのみ(上の写真の2,3,5,7,11のいずれか2箇所)
小惑星 4個 他の小惑星と最低1つは隣接(2個2個か4個連続の並びに)
準惑星 1個 隣接するセクターに惑星Xはない
ガス雲 2個 隣接するセクターに最低1つは何もないセクターがある
惑星X 1個 準惑星の隣にはない。何もないセクターとして出現
なし 2個 何もない。惑星Xも何もないセクターとして出現するので注意
1つのセクターには1つの目標しかないので、ここにこれがあるってことはつまりその隣は…とか、研究アクションでは目標同士の関係性も調べられるので、○○の対角線上にはXXがないってことは、ここにこれはないか...などで、少しずつ惑星Xを割り出していく感じがなんとも楽しい。
惑星Xを突き止める際には、惑星Xがあると思うセクターと、その両脇のセクターに何があるのかをセットで答えてすべて当たってたら見事惑星X発見!となり、見つけた順番が早い人ほど高得点を貰える形です。あとは仮説提出の当たった数なども得点要素でした。
雰囲気も良いし、ソロだとサクッと遊べるし、推論系のゲームとしては珍しく繰り返し楽しめるし、そしてアプリも使いやすい。そして複数人で楽しめる要素(仮説の提出)も入っている。
今までソロであまり紙ペンゲームを遊んだことありませんでしたが、個人的に暫定1位の作品です。
今までアプリを使ったり有限のシートがある紙ペンゲームだったりにいまいち惹かれなかったのですが、このゲームはそれを凌駕する楽しさでした。
以上、The Search for Planet Xの感想でした!
日本語版が楽しみですね!
「厄介なゲストたち」も数奇ゲームズさんから発売予定でそっちは日本語版を購入しようと思います😊
あと今回嬉しかったのが、ラミネート加工と水性ペンで、紙ペンゲームのシートの消費を抑える技術を学べた点。100均のラミネートシートで挟めば何度でも使える。ボードゲームにハマってからいろんなこと知れるのも楽しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
それではまた!