こんにちは!
今回はドイツ年間ゲーム賞(Spiel des Jahres)、通称SDJで知られる、ドイツで最も権威あるボードゲーム賞の2022年大賞とノミネートに輝いた作品を遊びましたのでその感想です。
SDJに選ばれると、パッケージにポーンマーク♟️が付くので、貫禄が付くのと、ボドゲ始めたばかりの方や次に何買えば良いのかわからないかもとなった際に、ひとつの指標になるのでやはりすごい賞だなと思います。
というわけで、ここから本題の遊んだ感想です。
SDJで2022年の大賞に輝いたのは、『カスカディア』というゲーム。日本語版はケンビルさんから発売されています。
このカスカディア、どんなゲームかざっくり言うと、地形のタイルと動物のトークンを毎ターン1セット取り、なるべく同じ地形を繋げたり、目標カードにある動物トークンの並べ方を高得点になるよう配置したりして勝利点を競い合う、タイル&トークンプレイスメントゲームです。
タイルプレイスメントしてその上でトークンプレイスメントをする2重プレイスメント構造と言いますか、今までにありそうでなかったゲームです。自分が知らないだけでもしかしたらあるかもしれませんが……
このカスカディア、最後の点数計算だけはやや煩雑な気もしますが、ルール自体はすごくわかりやすく、また高得点を狙うにあたってどのタイルや動物トークンを狙うかといった適度な悩ましさとそもそもで場に欲しいものが並ぶのかという運要素、そして思い通りに置けた時の気持ちよさなどが、本作の魅力かなと個人的に感じました。あと並べ終わった時見た目も綺麗です。
なので、確かに面白いゲームだとは思います。
プレイ時間や対象年齢などを踏まえても敷居が低く遊びやすいボードゲームです。
ただ、若干含みがある言い方をしているのは、面白いけど、飛び抜けた面白さがある感じは個人的にしないような気がしているいるからです。
ドラえもんで言えば出来杉くん。のび太くんではない感じ。テストでいい点は取ってるし、人間的にもできているし、いい友達だけど、大冒険ははじまらないような感じというか。そんな印象です。面白いことは確かなのですが。
そういう点もあり、SDJ大賞かなぁと思うのと、今回の2022年のノミネート作には日本のゲームも選出されていたからです。
そのノミネート作品が、『SCOUT!』。デザイナーは梶野さん、そしてワンモアゲームさん発売、オインクさんからも海外で売られているパッケージ違いのものが発売されています。
この『SCOUT!』、どういうゲームかというと、手札として数字が上下に書かれたカードがまず配られ、その順序を入れ替えずに、向きだけを変えてどちらの数字の並びを使うかを決め、あとは前のプレイヤーが出した数字や連番や同数のカードよりも強い数字や連番や同数のカードを出したり出せない場合はスカウト(場のカードを引くこと)したりしていち早く手札をなくすゲームです。
個人的には、この『SCOUT』の方が好きでした。これは日本発のゲームだからという贔屓目なしでの感想となります。ルールもわかりやすく、プレイ時間もサクッと遊べ、強いカードをだしたり、間のカードが抜けてくっついて強くなる手札になったり、他のプレイヤーのアクションによっても流れが変わったりと、ボードゲーム会がある日には1回は遊ばれ続けている定番のゲームになっております。
プレイヤー人数が3-5人のため、カスカディアの1-4人に比べると遊ぶ人数による制約はありますが、プレイした感じの楽しさとかプレイヤー同士のインタラクション、そこから発生するコミュニケーションなどはSCOUT!の方がパンチ力がある気がします。
というわけで、どちらもいいゲームでしたが、SCOUT!は大賞でも全然おかしくなかったよと言いたいがための記事となったところで今回のブログは終了です。
カスカディアがいまいち気味に書いてますが、普通に面白いですし、結論どちらも面白いので、もし遊ぶ機会があればぜひ遊んでみてください!!
それでは、また!