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【ボードゲーム日記】ペトリコール

こんにちは!

今回は『ペトリコール』を遊んだのでその感想です。

ホビージャパンさんから日本語版が発売されている『ペトリコール』、本来は1-4人用ですが日本語版だとフラワー拡張が初めから入っているので1-5人で遊べます。お得!

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元々気になっていた作品でしたが、天気の本を読んでそういえばと思い出して購入しました。

ゲーム性を調べずに見た目の良さだけで購入したのですが、遊んでみるとこれがなかなか楽しかった。

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雨が降った後の地面の匂いのことを指すペトリコールという名の通り、プレイヤーは雲となり、カードを使って雲を増やしたり雨粒を増やしたりしながら、作物タイルの上に雨を降らせて、そのタイルの勝利点を得ていくゲームです。

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BGGだとゲームメカニクスは、エリアマジョリティ、ハンドマネジメント、投票などでした。

 

勝利点を得る要素が主に2つあり、ひとつは作物タイルに雨を降らせてそのタイルから得るもの(エリアマジョリティ)、もうひとつがメインボードの4種類の天候に投票して投票の多かった人が最後に加算される点数を獲得するというもの(投票xマジョリティ)、そしてこれらを、ドローしたカードを使って行う(ハンドマネジメント)ので、確かにBGGの言う通り。

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上の写真はカードを使って雲を発生させたり、雨粒を増やしたりした写真。

プレイヤーはターンで主にカードを1枚使って(ボーナスアクションする場合はさらに2-3枚使って)アクションするのですが、雨粒1個入った雲を作る、雨粒2個を雲に加える、雲を移動させる、雲の雨を降らすといったアクションができます。

ソロでもオートマという仮想敵がいますが、マジョリティ争いの要素があるため複数人で遊んだ方がこのアクション選択も楽しそうな気がしました。

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上の写真はアクション後にできる投票の写真。小さい丸いディスク1個が1票で、アクション後に使ったカードに応じて描かれている天候に投票できます。

投票数の多いアクションを全員ができるほか、最も多く票を入れたプレイヤーは、ゲーム終了時にもらえるボーナスポイントをもらえるというもの。

これもマジョリティ争い要素があるので、やはり複数人の方が楽しそう。写真のダイスは収穫というタイルの得点計算のトリガーとなるもので、投票をやめてこのダイスの目を減らして勝利点1もらうなどもありました。

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雨の降った様子。

雨を降らさないと得点に繋がらないので、降らせるタイミングやどの作物タイルを狙うか考えるのも楽しい。

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ゲームの面白さに加えて、感心したのが天気のテーマをゲーム性にうまく繋げているところです。

寒いと水蒸気が凝結して雲ができるとか、日光による暖かい湿った空気で雲の中の雨粒が増えるとか、雲が育つと積乱雲ぽい雷雲になったりなど、天気の本を読んだばかりのこともあり、カードと雲のアクションの繋がりが良くできてる!

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あとはやはり見た目が良い!

箱絵のデザインも好きですが、コンポーネントやイラストのデザインなどもオシャレ。

文字をとことん排除しているため、アートワークから自然を感じやすい。

ただこのために盤面からはプレイの流れや細かいアクション処理がわからないため、ルルブを何回も見返すと言うマイナス部分でもありますが、ここは意見が分かれそうなところかと思います。

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ソロで遊びましたが、感想としてはすごい面白いまではいかないですが、テーブルの場所を取らないし、セットアップしやすいし、1プレイしやすいし、何より雰囲気が良いので、癒されるゲームです。

面白さはそこそこで、つまらなくはないですが、遊ぶほどにアクションのバランスやタイルのバランスが気になりそうな感じです。やはりマジョリティ要素とかあるので複数人で遊んだ方が面白そうです。

以上、『ペトリコール』の感想でした。

 

そしてあと少しでゲームマーケット。楽しみ。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

それでは、また!