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【山登り日記】官ノ倉山 & 石尊山

みなさん、こんにちは!

今日は初めての山登り日記です。行ったのは、埼玉県小川町にある「官ノ倉山」。

初心者なので低い山を探していたところ、ハイキングコースにも指定されているコースで初心者にもぴったりということで行ってみることに。

 

今回のコースは以下の写真の赤線部分になります。

スタートは東武竹沢駅、そこから標識通りに歩いて官ノ倉山を登り、下山したら長閑な町並みを見ながら小川町駅へというコース。

ひと駅の間に山を挟む感じでした。

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今回は事前に「山と高原地図」の登山地図でルートを把握したり、雑誌『山と渓谷』の「はじめての読図」特集号も読んで地理院地図のHPで等高線を見たりしました。

ということで、いざ出発!

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東武竹沢駅に到着。

電車には自分の他にも登山リュックを持っている方が大勢いましたが、この駅で降りたのは自分ひとりだけでした。寄居に行けるので、他の方はそこから秩父方面に行ったのかもしれません。

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駅のプラットフォームにはわかりやすく看板が立っていました。

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改札を出ると案内板が。
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地下通路を矢印通りに進む。
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マムシが出るらしいです。ゆるふわなイラストとその下にはナメクジ。
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通路を抜けると目の前が道路になっており、その脇には標識がありました。

山のある左へ進みます。

官ノ倉山まではこのような標識が点々とありましたが、かなり年季が入っていて中には字があまり見えないものも。歴史を感じさせる。


ここからは、道なりにひたすら歩いていく感じでした。

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標識の他には「外秩父七峰縦走ハイキングコース」という案内もあるのでわかりやすかったです。

官ノ倉山までは結構歩きましたが、遠景に山を望みながら、住宅や畑の横の道路を歩いていると、農家の方が稲刈りに精を出していたりその傍らにはトンボや蝶が飛んでいたりと、ほのぼのとした田舎の雰囲気を感じられます。

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遠くに見える山。天気予報では曇でしたが晴れそうで良かったです。

ひたすら道なりに進んでいくと、やがて官ノ倉山方面と埼玉県内で最古の住宅とされる吉田家住宅の分かれ道になります。

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吉田家住宅も気になりますが、左へ。

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曲がり角すぐのところにある三光神社

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小さい神社でした。登山の無事を願って参拝。

ここからまたしばらく歩きます。
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道なりに進むと登山口の入り口付近に。

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遠くに見える山々に心が洗われる。

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登山口に到着。駅からここまで来るのに約30分でした。しばらく進むと左側に池があります。
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天王池という名前の池。

水は淀んでおり、池というより沼の様相でした。落ちると危なさそう。
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登山道の入り口には登山届を出すポストも。

紙で出したり、最近は登山アプリでも申請できたりしますが、看板の二次元コードを読み取って申請してみることに。

埼玉県警の申請ページに必要事項を入力して、受け付けられると県警から自動応答のメールが届く仕様でした。

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登山道入り口左側の景色。遠くに離れがありました。草が生い茂っていたので近くまでは行かず。ここからいよいよ官ノ倉山登山のはじまりです。
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登山地図と地理院地図を見ると、最初の方は等高線に沿いながら登るルートだったので序盤は登るというより歩くという感じ。
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鬱蒼と茂る緑の中を歩きます。雨が降ったのか地面と草が濡れてました。
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所々木に注意書きが貼ってあり、主に「ハチに注意」と「イノシシ用の罠あり」の2つでした。イノシシの罠ありは登山路から外れた場所にあるので猟師さん向け。

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はじめはこのようななだらかな道が続き、段々と傾斜がついていく感じに。
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手つかずの自然に癒やされる。
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太い木の幹と緑の植物。
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花はあまり見かけませんでしたが、その中で見つけた花っぽい草。

調べたらヤブランというらしいです。別名リリオペ

傾斜のある山道をジグザグ登りながら抜けると、尾根っぽいところにでました。
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山道には標識が立っていて、官ノ倉山の山頂まではもう少し。
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山頂に続く道。木の根が自然の階段になってくれています。ここまで来ると今まで周囲は林ばかりでしたが周りの風景も合間から見えて気持ちよかったです。
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山頂間際は結構急でした。

等高線の間隔が狭いところは急だということを身をもって体験する。
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登りきって山頂に到着!

苦しい思いをして登った先に開けた風景が広がるこの瞬間はやっぱり気持ちいい。

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官ノ倉山は標高344.2mの低山。

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頂上には木のベンチが2つ用意されていてスペースもある程度ありました。

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木が遮っているので周囲が完全に開けているわけではないですが、いい眺めでした。

この高さになると鳶が目線と同じ高さを飛んでいるのも見えました。普段見上げている鳥も目線と同じ高さを飛んでいるのが新鮮。

 

そして頂上に着いたので前々からやってみたかったことを試すことに。

それは山頂でコーヒーを飲むということ。

憧れていたのでどうしてもやってみたかった。

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そして準備をはじめる。

頂上で本を読むことも好きなので本も用意。今回は『山のパンセ』。山に興味を持ち始めてから山の本もどんどん増えております。

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キャプテンスタッグのバーナーとクッカーセット。これで水を沸騰させます。

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お湯が湧いたのでコーヒーを淹れてみる。
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そしてコーヒーを飲みながら本を読む。

いい景色を楽しみながらコーヒーを飲み、そしてここではないどこかの山について書かれた紀行文を読む。すごい特別な体験でこれは良い。

今回この山を選んだ理由が、あまり人がいなさそうなのも理由のひとつでした。ガスバーナー使うのも初めてだったので、周囲に誰もいなくてゆっくり準備できて良かったです。

良い時間を過ごしてひとおおり満喫したので下山することに。
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ありがとう、官ノ倉山。
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下山途中には石尊山もあるのでそちらの方に向かいます。

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ちょっと下りて振り返ったのが上の写真です。

右の道が官ノ倉山山頂で、左に行くとベンチが2個あり、こちらでも休憩できるようになっていました。
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ベンチの前の景色は木が遮っていて展望はいまいちでしたが、木々の合間から向こうの景色も見えました。

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稜線が綺麗な山。

戻って石尊山の方目指して下りてゆきます。
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下り道。砂で滑りやすかったので、今度登山靴とスティックを買おうと思いました。

山に登ると次登る時はあの道具を買って持っていこうかなとかあれこれ考えることになり、そして下山後に、買うならどれがいいかを調べたりするのもまた楽しい。

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これは倒木に生えていたキノコ。

そしてまたちょっと上り道になります。
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そして石尊山頂上に到着!

標高344.2mなのでこちらも同じ高さ。

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山頂にはベンチが1つだけで広さはあまりありませんでした。官ノ倉山の方が広かったです。
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眺めはこちらの方が開けていて良かったかも。

眼科に広がる一面の緑。緑も様々。
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木にはどんぐりが。

山道を歩いているとカンと軽い音が聞こえていたのですが、たぶんこのどんぐりが落ちる音かも。

どんぐりが落ちる音を聞いたことなかったのでこういう発見も楽しい。

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石尊山の山頂からの眺め。

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同じく山頂からの眺め。

堪能したので下山します。目指すは小川町駅
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下り始めの景色。
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どんぐりが落ちています。
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しばらく下る。
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くさり場も。
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結構急でしたが、くさりを掴んで下りられるので安心でした。ちょっとしたアトラクション感あり。
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木の根がすごい。
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しばらく下りるとまた鬱蒼とした森の中に。
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結構虫も飛んでいますが、標高が低いほど近くに飛んでくる虫が増える気がします。

虫除けと日焼け止めは必要だなと感じました。
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道の脇にはキノコが生えてました。
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上の写真のような道を歩いて下山します。

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しばらくすると下山口に到着。
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ここからは普通の道を歩いて小川町駅に向かいます。ただこの道がすごい長かったです。山登りの時間よりも長い気がしました。
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小川町駅までの道中にもいくつか名所があり、そのひとつがこの八幡神社。歴史を感じることができます。
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小川町駅の方へ道なりに歩いています。
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山に囲まれている小川町。
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途中オシャレな建物の図書館もありました。
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そして小川町駅に到着。

ただ今回は温泉に行きたかったので駅からいったん戻ってその温泉の方へ。
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温泉に到着。素敵な温泉でした。

写真を撮ってきたので以下に写真で紹介。
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温泉で汗を流してリフレッシュ。

小川町駅へ向かいます。
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到着!

というわけで、官ノ倉山と石尊山でした。

山頂でゆっくりしたのもありますが、温泉を抜かせば大体4時間くらい。低山ですが、歩きごたえのある良いコースでした。

 

以上、初めての山登り日記でした。

また山に登ったら書きたいと思います!

ここまでお読みいただきありがとうございました!