【ボードゲーム】「Arkham Horror: The Card Game」を紹介!
こんにちは!
今日は「Arkham Horror: The Card Game」をご紹介いたします。
2016年に発売され(続け)、2019年8月現在、BGGで評価8.2、総合ランキング20位、ソロプレイおすすめのボードゲームでは必ず名前に上がる本作。
Living Card Game(LCG)という形式をとっており、定期的にシナリオやキャラクターカードが発売されるという、いわばDLC商法を取り入れたボードゲームです。
まずは基本情報から。米Amazonから購入しましたので英語版となります。
【基本情報】
タイトル名: Arkham Horror: The Card Game
販売: Fantasy Flight Games
販売年: 2016年(以降も新作を定期的に販売)
プレイ人数: 1〜4人(4人プレイするにはコアゲームが2セット必要)
プレイ時間: 60〜120分
【ゲームプレイ】
ざっくり説明すると、自分で組んだデッキ(推奨デッキセットもルルブにあり)を使用して、バトルやカオスチェックなどを行いながら困難に対処し、シナリオを進めていくゲームです。
ボードゲームというよりタイトル通りカードゲームに近く、デッキ構築というよりはMtGやポケカなどに近いイメージです。
ただしMtGなどとは違い、パックを開けて一喜一憂みたいなのがないのが安心といっては安心なのですが、いかんせんDLCが結構出ていて実はそんなに変わらないんじゃないかとも思っています。
しかしコアセットだけでも十分楽しめますので、コアセットが気に入ったら新しいのを買っていけば良いかと思います。ちなみにアークライトさんは「ダンウィッチ続章」まで出しています。それ以降を遊びたい方は英語版となります。
【ゲームプレイの模様】
はじめに。このゲーム、ルールが複雑ですので予め公式が出している動画を参照することをおすすめします。英語でちょっと何言ってるかわからないって箇所あるかとも思いますが、基本的に流れだけでも抑えておくと確実にプレイしやすくなります。
ここからは写真で雰囲気をご紹介します。
写真真ん中上にStudyという書斎的な場所があります。
この場所を調査してシナリオ進行に必要なトークンを集めて、集まり次第シナリオを進めることになります。
また本作は4つのフェーズにしたがって進んでいきます。
1. Mythos phase (skip on the first round of the game)
2. Investigation phase(Any 3 action - battle, investigate, use ability and so on)
3. Enemy phase
4. Upkeep phase
Mythos phaseは1ターン目はスキップするので、まずは2の調査フェーズからとなります。調査フェーズでプレイヤーは1キャラにつき3アクション取ることができます。
緑色のトークンの隣に2という数字がありますが、これが達成すべき数字となります。そしてキャラクターの本のマークの数字+カオスチェックの結果+カードの効果で達成すべき数字以上の値になれば、調査成功!緑色のトークンを1枚獲得できます。
カオスチェックは本作独自の、そしてアーカムの世界観で言うとSAN値を決めるシステムです。以下のようなトークンを袋などに入れ、必要アクションごとにその袋からランダムにトークンを取り出し、その数字を足し引きしたり、アイコンの効果を反映させていきます。
まずはどんどん調査してシナリオを進めようと思います。
3回アクションできるため、調査してチェックしてトークン集めてを繰り返していきます。うまくいくと2アクションで調査トークン集まります。
3アクション終えたら、小さいキャラクターを裏返してそのキャラクターのターンは終了です。
2キャラがそれぞれ必要な調査トークンを集めたのでシナリオを進めると話が進み、以下のように新たに行ける場所が増えます。
場所のカードには表と裏があり、最初は鍵がついてる面になります。
キャラクターが移動するとカードをひっくり返してその場所に入ることになります。
鍵がついている面にはテキストで行ける場所行けない場所などが書いてあり、また雰囲気も味わえるため一読してから進む場所を考えます。
敵がいないのでEnemyフェーズは飛ばし、Upkeepフェーズへ。
Upkeepフェーズは小さいキャラクターカードをアクティブ状態(表面)に戻し、各キャラクターの山札からカード1枚、そしてリソース1個を入手します。
手札が8枚を超える場合は1枚捨てます。
これで1ターン目が終了、2ターン目に進みます。
2ターン目からはMythosフェーズから始まり、アジェンダカードの上にマーカーを置いたり、敵のカードデッキから各キャラクター1枚ずつ引き、敵または弱体効果を処理します。
早速引いてみると、初めての敵はSwarm of Rats、ネズミの大群。
ラヴクラフトの原作にも同じようなエピソードがあるため、知っているとより一層楽しめます。それにしても絵がリアル。
敵カードは基本的に引いたキャラクターに付くことになります。
そして上の数字は左から攻撃力、体力、速さになります。
Mythosフェーズでは敵からのダメージは基本的には受けません。基本的にとしたのはカードの中にはもしかしたら効果でmythosフェーズで攻撃してくるものもあるかも?と思ったからです。
このような調子でどんどん進めていきます。
左上のリソース数を支払い武器を装備したり、仲間を従えたりしていきます。
ローランドの武器は銃!2つ装備させました。
2丁拳銃に近接武器マチェーテと、もう調査官を通り越して特殊部隊並みの装備。
可愛いワンちゃん(体力3精神1)をお供につけることも可能です。
凶暴で忠実なかわいいワンちゃんです。タコの足みたいなのひっぱってくれてます。
このワンちゃん、ダメージの身代わりにもなってくれるのでかなり頼もしいやつです。
というわけでどんどん敵と戦っていくと、それなりにダメージを受けます。
シナリオ終盤は本当ギリギリの戦い。
そんなこんなで最終的にはなんとかシナリオ1クリアできました!
このゲームは説明が難しく、動画やルルブをじっくり見ながら、そしてカードのフレーバーテキストを堪能しながら楽しむのがいいと思います。
【感想】
今回は主にゲームの流れをざっとしか紹介できませんでしたが、このゲームの魅力はなんといってもシナリオにあります。
没入感のあるシナリオ、そしてカードのフレーバーテキスト、登場するボスや人物などによりその世界観にグイグイ引き込まれます。
なのでシナリオベースのカードゲーム好きな方にはぴったりかと思います。
以下、良い点と気になった点です。
良い点
・アーカムの世界を楽しめる秀逸なシナリオ
・美麗なアートスタイル
・毎回プレイ感がランダムで変わるカオスチェック
・デッキ構築の方法、選択するキャラクターによってプレイ感が異なるシステム
気になった点
・ルールの複雑さ、覚えづらさ
・まさにカードゲーム。大勢でわいわいとは行きづらい
・シナリオがルールブックにしか載っていないものもあるためいずれにせよルルブは側に置いていかないといけない
・準備が少し面倒。カードを組んだり分けたりそれぞれ置いたり…など
以上です!
ソロプレイメインの自分にとっては本作はかなり雰囲気もいいし大好きな作品です。
ブログ用に写真を何枚か撮影しましたがオシャレなアートっぽさも感じます。
ランダム要素もあり、カオストークンの出目を変えれば難易度も変えられるため、同じシナリオでもプレイ感を変えることも可能。
本当に好きな人ならこれだけずっとやってもおかしくはないゲームです。
敷居が高いが慣れてしまえばどんどんのめり込める、そんなゲームです。
ソロプレイ、シナリオ、ゲーム性を求めていた自分はこれが理想系かも?とまでおもったほど。
ぜひプレイしてみてください!
最後に、リンク先です。
日本アマゾンは転売価格でイラッときたため、正規の値段のアメリカアマゾンのリンクを貼らせていただきます。在庫が復活次第リンク先を更新いたします。
それでは、また!
ご覧いただきありがとうございました!