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【ソロバリアント】ザ・クルー

こんにちは!

しばらくブログを書いていなかったので、書きます!

今回は「ザ・クルー」をソロで遊ぶ方法です。

 

BGGのfileセクションにあった以下リンク先のバリアントを参考にしております。

今回は翻訳ではなくざっと遊び方を写真とともにご紹介します。

 

英語かつBGGへの登録(無料)が必要になりますが、興味のある方はぜひリンク先のファイルをご覧になってください。今回紹介という形で自分の文章も書いておりますが、説明が下手でわかりづらいため、リンク先のファイルを見ていただければこの記事の目的は達成されたことになります!

 

The Crew, Solo Running, by Steerpike-san

https://boardgamegeek.com/filepage/190857/solo-running

 

以上、既にこのブログの役目は終えましたが、以下どういうバリアントなのか簡単にご紹介いたします!

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まず「ザ・クルー」がどういうゲームかを紹介すると、

トリックテイキング(カードを出し合い数字が大きい人が場のカード全取り)

協力ゲーム(決められたカードを取らないといけない)

全50のミッションに挑む(様々なクリア条件あり)

というゲームです。

 

プレイ人数は2〜4人です。第9惑星を見つけに行くというストーリーがあり、全50ミッションにそれぞれショートストーリーと様々なクリア条件が設定されています。

ゲームは、場に出したカードを取り合っていくトリックテイキングですが、ミッションカードなるものを受け取った人は場にそれと同じ色と数字のカードが出たらそのターンを必ず勝ってカードを取らないといけないというものです。

トリテをあまり遊んだことがないのですが、全員で成功を目指す、失敗は全員の失敗となる協力ゲームは珍しいのかな?

ゲームの詳細は動画などをご覧いただいた方がわかりやすいと思いますのでここでは省き、早速ソロの紹介に移ります!

 

ソロバリアントについて

このバリアントでは、3体のAIと共にプレイします。

仮名称としてドローちゃん(D)、ハイくん(H)、ローさん(L)と呼びます。

各AIにカードを出す優先度が設定されており、詳細は別の箇所で紹介します!

 

ゲームプレイはほぼ通常のプレイと変わりませんが、コミュニケーショントークンの扱い方がソロバリアントでは異なります

プレイヤーはトークン5個を手元に置きます。リンク先のバリアントでは細かな使い分けがありますが、ここでは簡略化して以下とします。

トークンの使いみち

最初のスタートプレイヤーになるために使用する:

 「ロケット4」のカードを持つAIと自分の手札のカード1枚を交換して、スタートプレイヤー(コマンダー)になります。使用したトークンは除外します。

AIに別のカードを使用させる

 AIが使用しようとしているカードの上にトークンを置いて使用できないようにし、AIに別のカードを使わせます。同じ色のカードをAIが持っている場合、AIはそのカードを次に使います。それも別のカードに変えたい場合はさらにトークンを使います。カードの上に置いたトークンは、プレイヤーが任意のタイミングで除去できます。除去されたトークンは除外されてミッション中に再び使用することはできません。難しければトークン1個消費してどれか好きなカードを代わりに使わせるというルールでもOKです🙆‍♂️

 

セットアップ

セットアップは通常の4人プレイと同じです。ミッションのミニカード等を中央に置き、普通のカードを10枚ずつ4人に配ります。あとはプレイヤーの手元にトークン5個を用意。

AIの位置はプレイヤーの左がドローちゃん(D)、正面がハイくん、右がローさんです。以下、写真で(横で見づらいですが…)セットアップ例をご紹介します。

わかりやすいようにD、H、Lの目印を置いてますが、これはあってもなくてもOKです。

 

カードを配る際の注意

カードを配る際の注意として、ドローちゃん(D)だけはカードを配った順のまま並べ替えずにその手札とします。これはDちゃんのカードを使用する優先度が、配られた順で使えるカードを上から順に使用していくからです。セットアップ例の写真の場合だと、最初にロケット3のカードを使用し、もし次のターンのスタートプレイヤーとなった場合は次に青の7を出すといった感じです。

ハイくん、ローさんの場合は並べ替えてOKです。ハイくんの場合は数字が大きいものを優先して場に出すので大きいカードが上に来るようにし、ローさんの場合は数字が小さいものを上に来るようにすると遊びやすくなると思います。

 

【セットアップ例】

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ここで、各AIの動きを見ていきましょう。 

まずはドローちゃん(D)。

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 ドローちゃんの場合は配られたカードを並び替えず、上から使えるカードを順々に場に出していきます。例えばロケット3がない状態のターンで、誰かが緑のカードを出してトリックを開始したら、青と黄7は飛ばして緑の5を出すといった具合です。

使えるカードから順々にカードをドローして使っていくのがドローちゃんです。

スタートプレイヤーになったり、同じ色のカードが出せない場合は一番上のカードを出します。ドローちゃんの場合はロケットカードも順々に出すカードになります。

 

次は、ハイくん(H)。

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ハイくん(H)の場合は、使えるカードで数字の大きいものを場に出します。例えば、この状態でスタートプレイヤーなら緑の9を最初に出し、スタートプレイヤーでない場合、誰かが赤のカードで始めた場合は、赤の6を場に出します。 

※ハイくんとローさんの場合、もしその手札にロケットカードがある場合は、ロケットカードを最優先で使います。

大きい数字大好きなハイくんでした。

 

最後はローさん(L)。

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ローさんの場合は小さい数字を優先的に出していきます。

ロケットカードの並び順を間違えましたが、写真の場合だと最優先のロケットカードから使用しますが、最初はロケットカードの2を出すといった具合です。

ロケットカードがない場合はハイくん(H)とは反対に、数字の低い出せるカードを出していく感じになります。小さい数字が大好きなローさんでした。 

 

以上がAIの動きとなります。ドロー順、数字大きいの優先、数字小さいの優先のAIたちです。

 

このAIの動きと各手札を見ながら、通常のプレイと同じように各ミッションの達成を目指すのがこのソロバリアントとなります。

 

以下、簡単に触りだけ、テキストと写真で流れを紹介していきます。

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まずミッションで設定されたクリア条件が、最初に緑の6をクリアして、次に青の3をクリアするというもの。この順番通りにクリアできないと失敗になります!

 

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 ローさん(L)が ロケット4のカードを持っていましたが、クリア条件を満たすには自分がスタートプレイヤーになってミッションカードを取りたかったので、コミュニケーショントークンを消費して、ローさんの持つロケット4と自分の手札にあった黄色9をトレードして、自分がスタートプレイヤーになり、写真にはないですが青3のミッションカードを取得。Dちゃんがその流れで緑6のミッションカードを取っています。

 

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自分の手札にDちゃんのミッションカード6と同じカード(緑6)があり、しかもDちゃんは上から順々にカードを使用するので次に使用するカードはロケット3。自分が持っているロケット4の次に強いカードのため、必然的にDちゃんが勝つことになるので自分は緑の6をDちゃんに送るため、緑の6を場に出してスタート。

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 Dちゃんのロケット3のカードを出す前の写真(この後Dちゃんがカード全取りして1つめのミッション無事クリアしました)。

 

と、こんな感じで進めていき、クリアを目指していきます。

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無事、クリアできた写真です。 

 

以上、ざっくりでありますが、ソロバリアントの雰囲気をお伝えできましたでしょうか?

前提としてクルーは大勢で遊んだほうが楽しいです。

相手の手札が見えない状況かつ手札について伝えられる手段が限られている状況でクリアを目指すのでかなりこのソロとは遊び感が異なると思います!

 

ただソロバリアントでもパズルゲームぽい遊び方は楽しめましたので、もしクルーが気になるけど遊ぶ相手いないんだよなぁという自分みたいな方がいましたら参考にしていただければ幸いです!

 

受賞作とだけあり、シンプルにして奥が深い、しかも協力ゲームなのでみんなで楽しめる良作だと思いました!ソロしかしていないですけど!

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 ここまでお読みいただきありがとうございました!

それではまた!