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【ボドゲ】「テラフォーミング・マーズ アレス・エクスペディション」をご紹介!

こんにちは!

今回は「テラフォーミング・マーズ」(以下「テラフォ」)のカードゲーム版となる、「テラフォーミング・マーズ アレス・エクスペディション」(以下「アレス」)を遊びましたのでそのご紹介です!

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「アレス」は、「テラフォ」の拡張ではなく、これ単体で遊べるゲームとなり、2022年2月10日にはアークライトさんから完全日本語版が発売されます。

 

自分も最初は「アレス」と「テラフォ」の違いがよくわかってなかったこともあり、今回は「テラフォ」との違いを簡単にご紹介できればなと思います。

 

結論から言うと、プレイ感は大きく異なりました

 

「アレス」での大きな違い:

アクションはプレイヤーがフェーズカードで選択。選択されなかったフェーズのアクションはそのラウンドで実行されない。

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「アレス」でも火星を地球化するという目的や条件(酸素、気温、海)、プロジェクトカードのプレイなどは同じなのですが、「テラフォ」だとプロジェクトカードを引く→プロジェクトカードや通常プロジェクトをプレイする→リソースを入手するといった一連の流れでやっていた処理を、「アレス」ではその一連の流れではなく、各プレイヤーがラウンドの最初のステップで、フェーズカードというカードで行いたいフェーズ(アクション)を決めて公開し、その各フェーズの内容だけを全員で実行していく形になります。


「アレス」のゲームの流れは、以下の3ステップを繰り返していく感じになります。


1. 計画ステップ
 →行いたいアクションが記載されているフェーズカードを各々のプレイヤーが1枚選んで出すステップ

2. フェーズ実行ステップ
 →1.で選択したフェーズカードのアクションを全員で同時に実行していくステップ

3. 終了ステップ
 →手札のプロジェクトカードが10枚より多い場合は手札を最大10枚にし、また1.のステップへ


そして「 アレス」独自の要素であるこの「フェーズカード」は全部で5種類あり、それぞれにプレイヤー全員ができる共通アクションと、そのカードを出したプレイヤーのみが使用できるボーナスが用意されています。また、このローマ数字のIからVの順で2.のフェーズ実行ステップが解決されていきます。

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I 開発

(共通アクション)

各プレイヤーは緑のカードを1枚プレイ。

(ボーナスアクション)

このフェーズにプレイするカードのコストがマイナス3 MC。

II 建設

(共通アクション)

青または赤のカードを1枚プレイ。

(ボーナスアクション)

カードを1枚引く、あるいは、もう1枚青か赤のカードをプレイ。

III アクション

(共通アクション)

各プレイヤーは「アクション:」の効果およびスタンダードアクションを好きなだけ実行。

(ボーナスアクション)

追加でもう1回「アクション:」の効果1つを実行。

IV  生産

(共通アクション)

各プレイヤーが算出量やTRに応じた収入を得る(MC、熱、植物、カード)。

(ボーナスアクション)

4 MCを得る。

V 研究

(共通アクション)

各プレイヤーがカードを2枚引き、1枚だけキープ。

(ボーナスアクション)

さらにカードを3枚引き、追加でもう1枚キープ


同じフェーズカードを複数人が出した場合は、カード1枚分とみなされ、行えるアクションやボーナスも1回のみになります。なので他のアクションができる場合にカードが被ると少し勿体無い感じになります。

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長くなりましたが、上記が「アレス」で1番大きな違いだと思います。

 

テラフォに慣れている人ほど最初は何からすれば良いか戸惑うかもしれませんが、遊べば遊ぶほど、自分のリソースを考えつつ、どのアクションやボーナスを選択するか、他のプレイヤーの出すフェーズカードは何なのかと、予想しながらアレコレ考えるのが楽しくなってくると思います。


「アレス」のその他の違い:

他にも「アレス」での異なる点は大なり小なりあるのですが、簡潔に箇条書きでその一部をご紹介いたします。


最初に配られるプロジェクトカードは無料でそのまま手札になる。

・手札のプロジェクトカードはいつでも捨てることができ、捨てたカード1枚につき3 MC手に入る

産出の新たな要素にカードが追加

メインボードの火星に置くタイルは海のみに。緑化したら緑化トークンを受け取る


などになります。


以上、「アレス」と「テラフォ」の簡単な違いでした!


フェーズカードとプロジェクトカードという異なる役割のカードを手元に2セット持ってのプレイとなるので、結構手元は大忙しになるかもしれませんが、このフェーズを選ぶというだけでこんなにもプレイ感変わるんだと驚きました。


でも安心してください。プレイ内容自体はしっかり「テラフォ」してますよ!


また「アレス」の場合はプレイヤー全員が同時に処理を行なうので、テラフォほどプレイ時間は掛かりません。なのでテラフォは長すぎるとプレイ時間がネックに感じている方にはちょうど良いかもしれません。


テラフォに慣れてる方は、最初は戸惑うと思いますが、一回遊ぶとなんとなく遊び方がわかってくると思うので、きっと遊んだあとにもう1回遊びたくなる気がします。

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ひと言で言うと、「アレス」は「アレス」でめちゃくちゃ楽しい! もちろん遊んでみて「テラフォ」の方がやっぱり好きかなと感じる方も多いと思いますが、一度遊んでみるだけでもこういうテラフォもありかもなと新鮮には感じられると思います。


また、この「アレス」には、1-4人で遊ぶモード(ソロ含む)に加えて、2人で協力し合って所定のラウンド内に地球化と必要VP獲得を目指す協力モードもあります


一緒に協力し合って地球化したいなぁと「テラフォ」を遊んでいて思っていたプレイヤーには嬉しい仕様だと思います。


個人的にはテラフォと同じくらい気に入りました。遊べば遊ぶほどやみつきになるゲームだと思います。


以上で「アレス」の説明を終わります!

ソロプレイのさわりだけですが慣れない動画(https://youtu.be/CiCSh8Q0zxI)も撮っておりますので、こちらもご参考までにみていただければ幸いです。


お読みいただきありがとうございました!

それではまた!

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